by 織川水音
明日は待ちに待ったバレンタインデー…
この想い、伝わってくれるといいな…
ただの友達はもういやだから…
材料を買ってきて、一生懸命チョコレートを作る。
作ってる間も頭の中は明日への期待でいっぱい。
ちょっと大きすぎるような気もするけど、気持ちを表すにはちょうどいいかな?
冷蔵庫で冷やしてできあがりっと…うん、上々の出来ばえかな☆
メッセージカードと一緒に箱に入れて…
ていねいに包装紙でくるんで…これでよしっと。
あとは明日タイミングを見て渡すだけ…
明日にそなえてもう寝ようっと…いい夢が見られますように…
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お昼休み…よし、今こそチョコを渡すチャンス!
そう思って立ち上がったとき…
「藤田先輩っ!」
うちの教室の入り口に元気なショートカットの女子生徒が一人。
最近彼と親しくなった後輩の松原さんだな…
「先輩…これ手作りのチョコです…もしよかったら食べてくださいっ! それじゃ!」
「あ、葵ちゃんっ…」
…渡すやいなや、顔を真っ赤にして走り去っていった…
あ〜あ…先越されちゃった…
でも、あの娘にだって想いは負けてないはず!
勇気を出して…気持ちを伝えるっ!
「あ、あの…手作りのチョコ…もらってくれる?」
「…………………」
「…や、やっぱりだめ…かな?」
「…………………」
「いっぱい想いをこめてるのに…」
「…………………」
…しばらく続く気まずい沈黙…
そして…
「…あのな、オレはそういう趣味はないんだ…雅史…」
「浩之…やっぱり僕のことを受け入れてはくれないんだね…」
「あったりまえだろっ! あくまでお前は幼なじみの友達だろうが」
やっぱり今回もだめだったか…
片思いってつらいな…
でも、いつかは浩之を僕のものに…願いを込めた笑顔でささやく。
「でも…僕たち友達だよね?」
おしまい♪
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あとがき
ふと思いついたので勢いで書いちゃいました(^^;
深く考えながら読んではいけません(バレンタインに間に合ってないし)
あいかわらず文章は書き慣れてないからあんまり上手じゃないですけど、
楽しんでいただければ幸いです♪
…でも、のりしおさんに差し上げるにはぴったりのネタでしょう(^^;
感想はここの掲示板に書いておいていただけるとありがたいです。
メールならひろRINさんのところに送ってください(^^;
それでは失礼しますm(_ _)m
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あとがきは当時のままです(^^;