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To Heart DEAD　　　　作　石川淳一

　　　　〜STAGE　１　結集〜
　　　　　　　
「浩之〜！こっちもゾンビだらけだよ！」

「ちいッ！せっかく世界崩壊の原因を見つけたってのに！」

ワ−ルド研究施設。かつてヒトゲノムの研究がさかんに行われていた場所。

「秋子さんが教えてくれた情報・・・」

水瀬秋子・・・普段は一人娘と居候と暮らす美人主婦だが実はAMS（世界的諜報機関）エージェントの一員。今回の世界崩壊を機に彼女は世界中から死霊達と戦えるモノ達を探しているのだ。ちなみに彼女の一人娘・・・名雪と居候の相沢祐一もワールド研究施設に突入する前準備をしているのだ。浩之と雅史もその内のメンバーなのだが・・・

「ざまァねえぜ！囲まれちまった！！」

「うううう・・・」

二人はショットガンで武装しているが、向こうは多数しかも廃ビル郡の谷間・・・逃げられない！

「おおおおお・・・・・・・・・・・！」

ゾンビは二人に襲いかかろうとしたが！

「おっとォ！そうはいかねえぜ？」

突然、ギャラクシーピンクのハデなカーがゾンビ達を引き倒していった！そして・・・二人の前で止まった。

「ヒロ！マサ！大丈夫か？」

「・・・音速の男・・・」

「ストレイト・クーガーさん・・・ですか！？」

ストレイト・クーガー・・・AMSエージェント最強の男。その仕事ぶりは超一流という。

「もたもたすんな！葵ちゃんやあかりさん、綾香さん、相沢達はもう待ってるぜ？」

「わかった！雅史！乗るぞ！！」

「うん！！」

二人はクーガーのカーに乗り、ゾンビの包囲網を突破！　全ての物語はここから始まる！



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワールド研究施設最深部

「ハア・・・ハア・・・」

「どうしたの？トーマス・ローガン」

ローガンは目の前の長髪で金髪の少女を睨み付けた。脇腹からは血が滴っている。

「オマエが・・・世界崩壊を・・・・・・促したモノか！」

「ジェームズ・テイラー・・・・・・少女は床に昏倒している男を冷然と見つめた。

「ローガン・・・」

少女の残酷な笑みがそこにあった。

「次は・・・ア・ナ・タよ？フフッ！」

「いいだろう・・・」

ローガンはショットガンを構えた。

「オレは・・・・・・負けん！！うおおおおおおおおおおおおお！！！」

ガァン！！
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　STAGE 2 　審判へつづく

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