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           〜お見舞い〜

                                       writed by Hiro

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「ふぅ…」
いつもの、練習へ行く道…

五月の爽やかな風の中、もう夕方ということもあって、道行く皆さんは軽い足取りで
それぞれのおうちに帰って行きます。

でもわたしは…

「せんぱい…お風邪をひいちゃったんですか…」



2時間目の休み時間でした。
ぼんやり、窓の外を眺めていると、

「あおいー、お客様よぉー」

誰かが、わたしのことを呼んでいます。
お客様?だれだろう。先輩かなぁ?
でも、そこに立っていたのは…

「神岸…先輩……」

そう、神岸先輩がみえたんです。
なぜ神岸先輩が…

「あ、松原さん。ごめんね、呼び出しちゃって」
「あの…わたしに何か?」
「うん、実はね…」

お話を伺ってみると、先輩がお風邪で早退なさってしまったみたいなんです。

「そんなにひどいんですか?」
「んー、ちょっと熱がね」
「そうですか…」
「でもね、浩之ちゃん、放課後に練習行く、練習行くって大騒ぎだったの」
「……?」
「なんかねぇ、えくす…」
「エクストリームですか?」
「そうそう、それ。そのエクストリームの試合があるんでしょ?」
「まだ、先のことですよ」
「そうなんだ…でもね、浩之ちゃんが
『オレは出れないけど、葵ちゃんにはぜひ出て欲しい。
 出場して、綾香を負かせてほしいんだ。
 その為にはオレが一緒に練習に出なきゃダメなんだよ』なんて言っているの。
 でも、あんな状態で練習になんかでたらもっと悪化しちゃうでしょ?
 だから、私が無理矢理おうちに帰しちゃった」

先輩、そこまでわたしのことを…

「ごめんね…松原さん」
「え?」
「今日の練習、ひとりになっちゃうね」
「い、いえ!神岸先輩は悪くないですよ!誰が悪いとかの問題じゃないです」
「誰が悪いとかの問題じゃない…か」

神岸先輩、何か言いたそうです。

「というわけで、ホントにごめんなさい。
 あ、次の授業が始まっちゃうから、もう行くね」
「わざわざ、ありがとうございました」
「じゃあね」
「はい!失礼します」

そっかぁ、今日、ひとりなんだ…
でも、なんで神岸先輩が謝るんだろう…



『びしっ!』『びしっ!』『ばしぃっ!』
『びしっ!』『びしっ!』『ばしぃっ!』
『ずばば〜んっ!』

「ふぅ、やっぱ、調子出ないなぁ。もう、ひとりの練習って…寂しいなぁ」

先輩との練習があたりまえになっちゃったんだな…

「もう、かえろ!」


先輩、大丈夫かな。心配だなぁ。お見舞い行こうかな。
でも、ご迷惑になっちゃうかな…

「松原さ〜ん」

誰か、後ろから声をかけてきます。

「ふぅ、ふぅ、やっと追いついた。松原さん、結構歩くの速いね」
「神岸先輩!」
「はぁ、はぁ、追いかけるの苦労したよ」
「神岸先輩が遅すぎるんです…」
「え?何か言った?」
「い、いえ!なんでもないです」

よかった、聞こえてないみたい。
なんで、ヤツあたりしちゃうんだろ。
わたしって、悪い子だなぁ

「ちょうど良かった、松原さん探していたんだ」
「……?」
「神社へ行ってみたんだけど誰もいないし、もう帰っちゃったのかなぁって」
「あの…」
「ね!これから時間ある?」
「特に用はないですけど…」
「そう…じゃ、これからお見舞いに行かない?」
「誰のですか?」
「それって、松原さんギャグ?」
「あ、ごめんなさい。ちょっと考え事していたものですから…」

だって、まさか神岸先輩が私のこと誘ってくれるとは思わなかったから…

「ね!一緒にいこ!」
「でも、ご迷惑じゃ…」
「い〜のい〜の、浩之ちゃんだって、松原さんの顔見た方が治りも速いよ」

神岸先輩、少し淋しそうな顔してる…?

「ね!いこうよ」
「…はい、ご一緒します」



ピ〜ンポ〜ン

「寝てるのかなぁ」
「そうかもしれませんね」
「勝手に上がっちゃおうか」
「いいんですか?」
「だってお母さんはお仕事だし、ひとりじゃかわいそう」
「それもそうですね」

ガチャ

「不用心だなぁ、鍵が開けっ放し」
「でも、そのお陰で入れますから」
「意外と、松原さんのお見舞いを待ってたりして」
「神岸先輩!」
「あはは、ゴメンね」

神岸先輩、けっして自分のことを待ってるって言わないんだ…
優しい人だよね。

「おじゃましま〜す」

し〜ん

「やっぱ、寝てるのかなぁ」
「やはり、寝てるんですかね」
「とりあえず、お部屋に行ってみようか」

コンコン
コンコン

「浩之ちゃ〜ん、入るよぉって、あ、寝てる」
「寝てますね」
「どうしようか?」
「どうしましょう」

なんて、相談してると…

「…う…ん、あれ、葵ちゃん?」
「先輩、大丈夫ですか?」
「あぁ…。そうだ、今日ゴメンな。練習に出れなくて」
「いいんですよぉ、先輩のお体の方が大事です」
「浩之ちゃん、私もいるんだよぉ〜」
「あ、ゴメン、あかりもいたのか」
「あかり ”も”なの…」

神岸先輩、また淋しそうな顔してる…

「いや、そう、葵ちゃんの方が先に目に入ったから…
 特にイミはないぞ…ゴホッ、ゲホゲホ!」
「だ、大丈夫?」

先輩、少しつらそうです。
ホント、大丈夫かなぁ。
どうしても心配しちゃいます。

「浩之ちゃん、熱は?」
「ん、下がったと…思う…」
「どれどれ…って、まだ熱いじゃない。お薬飲んだの」
「んなもん無いよ。この家に」

神岸先輩は『もう、しょうがないなぁ』って顔して先輩のことを見ています。

「わかった。じゃあ、ちょっとお薬買ってくるね。
 あ、松原さん、浩之ちゃんのこと看ててくれる?」
「え?あ、はい。どうぞごゆっくり」
「?」

なに言ってんだろう、わたしって。
先輩とふたりっきりでいたいから、つい…

「とにかく急いで行って来るから。
 じっとしてなきゃだめだよ、浩之ちゃん」
「へーい」

ガチャ
パタパタパタ……

神岸先輩のスリッパの音が遠ざかって行きます。

「せんぱ〜い、本当に大丈夫ですか?」
「お、おう!大丈夫だって。少しばかり熱があるだけだよ。寝てりゃ治るよ」
「……」
「そんなことより、練習に出れなくてゴメン…
 あかりに怒られちまったよ。神社へ行くって言ったら、『浩之ちゃん!』って。
 あいつ、怒るとホントにおっかないんだよなぁ。あんなに怒ることないのに…」

先輩、なんとなく嬉しそうにみえる。
気のせい…だよね。

「そりゃ、誰だって怒りますよぉ」
「怒るかなぁ」
「怒ります!」

その時です。

「ただいま〜」

神岸先輩、もう帰って来ちゃったんだ。
ちょっぴり残念。

「浩之ちゃん、いい子にしてた?」
「くぉら!オレはガキじゃねぇ…ガホ、ゲホゲホ…ぞ」
「あらあら」

神岸先輩が、優しい眼差しでみてる…
まるで、子供を見つめているお母さんみたいに。
ううん、違う!愛しい人を、そう、恋人をみているような目だ。
やっぱり、先輩のことが好きなんだ…

「もう、しょうがないなぁ…」
「おまえ、いい加減にその口癖、直せ」
「いいの!これは私のトレードマークだもん。
 それより、お台所借りるね。おかゆ作って上げる」
「あ、わたしもお手伝いします」
「松原さんは座ってて。というより浩之ちゃんのおもりかな。
 それに、あなたはお客様だもん」

お客様…わたしだけ、のけものみたい…

「じゃ浩之ちゃん、待っててね」
「悪いな…」


「葵ちゃん、ホントに悪いな。大会も近いのに…」
「まだまだ、先ですよぉ」
「そうだっけ…オレって熱あんのかな」
「だから、お風邪をひいてるんですってば」
「いや、面目ない」

先輩、本当に大丈夫ですか?

「そういえば、なぜこの時期に風邪なんて…」
「ん〜、実は…いや、色々とあってな」

先輩に隠し事はしてほしくないなぁ。
わたしのことを信じて欲しいのに。

「おまちど〜さま〜」
「お、あかり、悪いな」
「ううん、いいよ。神岸あかり特製のおかゆだよ。熱いから、気を付けてね」
「さんきゅ」




「ねぇ、浩之ちゃん」
「ふー、ふー、ハフッ!あんだ?」
「食べさせてあげようか?」
「ブワッ!」
「きゃ!」
「せ、せんぱい!」
「ば、馬鹿なこと言うなよ!」
「なんでよぉ」

神岸先輩、甘えた声だして…
こんな声、聞きたくない。

「あ、葵ちゃんだっているんだし、んな恥ずかしいことできっかよ」
「うふふ」

わたし、邪魔者なのかなぁ。
もう、帰ろうかな。

「じゃあ、先輩、わたしそろそろ…」
「え?もう帰っちゃうのか?」
「松原さん…」
「失礼します!」


お見舞いなんか、行かなければよかった。

「松原さ〜ん!」

神岸先輩がうしろから…

「ふぅっふぅっ、追いついた!松原さん、やっぱ、歩くの速いね」
「神岸先輩の足が…」
「え?」
「なんでもありません!」
「どうしちゃったの?いきなり帰るって言い出すから、心配したよ」
「……」
「あ……ご、ごめんね。私、松原さんの気持ち知ってて…」
「いいんですよぉ、わたしなんて…」

神岸先輩、なにか思い詰めた顔しています。
どうしたのかな…

「……くやしいな…」
「…くやしいな…ですか?」
「そう、くやしいの」

神岸先輩、急に何を言い出すんだろ

「だって、くやしいじゃない。いつもそばにいてあげられる、
 ううん、いつも浩之ちゃんのそばにいることができるのは私だけだと思ったのに、
 なのに………
 あのね、私ね、ちっちゃい頃からずぅっと浩之ちゃんのそばにいたの。
 幼稚園から、小学校、中学校、高校とずぅっと、ずぅっとそばにいたの。
 二年生になって、やっと一緒のクラスになれた時は飛び上がるほど嬉しかったの。
 同じクラスになって、浩之ちゃんの顔を見続けてられるって、とても嬉しかったの。
 浩之ちゃんに喜んでもらえるように一所懸命がんばったよ。
 だけ…ど…ぐすっ、浩之ちゃんね、ひっく、浩之ちゃんが見ているのは、
 わ…たし、ぅぇ!じゃないの……」
「かみぎ…」

神岸先輩、泣いちゃってます…

「だって、だってね、こんなに、こんなにいっぱいがんばってるのに、浩之ちゃんが
 見てるのは、私じゃないんだよぉ…こんなにがんばってるのに…」
「あの…」
「最初はね、朝、一緒に学校に行くだけで、帰りは別々になることの方が多かったけど
 それでもよかった。ふぇ、それでも、よ…かった…んだけど、だんだんなにかが
 足りなくなってきたの。物足りなくなってきたのよ。
 はじめはなんだかわからなかった。ううん、わかりたくなかった。
 わかるのが怖かったの。浩之ちゃんの私に対する視線の方向がずれてゆくのを
 認めたくなかったの。私にとって、浩之ちゃんの存在がすべてだったから
 それを認めてしまったら、私というものが無くなってしまう…
 そんなこと考えたくなかったの」
「……」
「私の夢はね、浩之ちゃんのお嫁さんになることだったの。
 子供の頃ね近所の教会で、結婚式を挙げてるのを浩之ちゃんと見たことがあるの
 そのときね、私、浩之ちゃんに
 『あたしも、あんなきれいなはなよめさんになる!
  ひろゆきちゃん、あたしをおよめさんにしてくれる?』って訊いたの。
 そうしたらね、浩之ちゃん『いいよ』って約束してくれたの。
 その日から私は、浩之ちゃんのお嫁さんになる日を夢見てきたの。
 ……でも……もうだめみたい……
 ……今ね、浩之ちゃんが見ている方向にいるのは、松原さん、あなたなの」
「……!」
「さっき、お見舞いに言ったときね、浩之ちゃんが目覚めて、最初に呼んだ名前は
 誰だったか覚えてる?」
「……わ…たし…です」
「そう、私、神岸あかりじゃなくて、松原さん、あなただったの」
「で、でも、先輩は、たまたまわたしのことが目に入ったからって…」
「ううん、違う。あなた私の斜め後ろに立っていたじゃない。
 私が先に部屋に入って、あなたは後から…」

たしかにそうだ。わたしのほうが後から入っていった。
でも、最初に呼んだ名前はわたし…

「浩之ちゃんね、無意識にあなたのことを捜していたと思うの。
 他の誰でもないあなたのことを」
 
先輩がわたしのことを…
嬉しいけど、複雑な気分だな…

「ホントはね、浩之ちゃん、練習を休むって自分で言いに行くっていってたの
 でも、でも…ね、あなたに浩之ちゃんを逢わせたくなかった…」
「…なぜ…」
「え?」
「なぜ、わたしをお見舞いに誘ったんですか?」
「……たぶんね、浩之ちゃんが望んでいること…だから…」
「神岸先輩、それじゃぁ…」
「わかってる。あなたの言いたいことは…
 私ってばかだよね。自分に甘くすればいいのに…
 浩之ちゃんのことを一番好きってわかってるのに…わかってるのに…
 だから、自分のやりたいようにすればいいのに…
 えへへ…お人好し…だ…よ…ね
 ひっく、ぐす、ふ、ふぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」

「神岸先輩…」

「こ…こんなに、浩之ちゃんが、だい…す…きなのに
 こんなに、ひろ…ゆ…ひっく!…ちゃ……んのことを……
 ぐす、だ…す…きなのに、どうして?どうし…
 わ…たし、こ…れか……すれ…いの?
 ねぇ、おし…て…うっく、ぅぇ! ひ…ろ…きちゃ……」

それからしばらくの間、神岸先輩は泣き続けていました。
まるで、小さな女の子が、かがみ込んで泣きじゃくるように……




「ごめんね」
「…はい?」
「すっかり、取り乱しちゃったね」
「……」
「あぁ〜、言いたいこと言って、思いっきり泣いたらすっきりしちゃった」
「あ、あの…神岸先輩…」
「なに?」
「……申し訳ありませんでした」
「なに、謝ってるの?もっと自信を持っていいよ。
 あなたのことを選んだのは浩之ちゃんだよ。あなたが悪いわけないじゃないの。
 謝ってもらうんなら浩之ちゃんからじゃないと…ね!うふふ」

神岸先輩って強いんだな…
わたしが同じ立場だったら、どうしてたかな?

「そうだ、私ね、あなたに言い忘れてたことがあったの」
「なんですか?」
「浩之ちゃんが、風邪をひいた原因なんだけど… 浩之ちゃん、なにか言ってた?」
「いえ、最初は言いかけたんですけど、教えてくれませんでした」
「浩之ちゃんの、最後の親切かなぁ…」
「最後って…」
「ん、いいの。で、原因なんだけど…」
「……」
「実はね、昨日の晩の事なんだけど、宿題でわからないところがあったの。
 浩之ちゃんって、ああ見えても、結構お利口さんなんだよ。
 ただ、お勉強しないだけなんだけど。
 それで電話していろいろと訊いたの。
 そのとき浩之ちゃんって、お風呂から出たばかりみたいで、
 ろくに体も拭かないで、バスタオル一枚の格好だったみたいなんだ。
 私、そんなことわからないから、宿題のことばかりでなく、
 世間話まで始めちゃったんだ。一時間ぐらい経った頃かなぁ、突然浩之ちゃんたら
 おっきなくしゃみしたの。どうしたの?って聞いたら、シャワーあびたばかりだって
 教えてくれたの。言ってくれればいいのにって言ったら
 『ばぁ〜か、せっかく、あかりが一所懸命勉強してるのに、邪魔できるかよ』
 だって。浩之ちゃん、優しすぎるよね」

それでさっき、先輩を見てる目が優しかったんだ…
あれは、好きって気持ちもあったけど、それ以上に先輩に対するお詫びもあったんだ。

「さっき、最後の親切かなぁって言ったでしょ」
「…はい」
「私、浩之ちゃんのことあきらめる」

えぇ!どうして…?

「黙ってたんだけど、私……ふられちゃった」

そっか、さっきの思い詰めた顔って…

「さっき、あなたが飛び出していったとき、浩之ちゃんどうしたと思う」
「……」
「いきなり布団を跳ね上げて、あなたを追いかけていこうとしたのよ。
 熱でフラフラになってる体を引きずって…」

そうだったんだ…

「私、必死で押しとどめた。それで訊いたの。
 『自分の体と松原さん、どっちが大切なの?
  私と松原さん、立場が逆だったらどうしていたの』って。
 そうしたら、浩之ちゃん、一言だけ『ゴメン…』だって。
 こうなると私から何も言えないよ。
 だから、
 『松原さんは私が追いかけるから、
  お願いだから、浩之ちゃんは風邪を治すことに専念して』っていってあげた。
 残念だけど、私にできることはここまで」
 
せんぱい……

「くやしいけど…浩之ちゃんが風邪治ったら、松原さんを全快祝いにあげる。
 浩之ちゃんのところへもらってやってくれる?」
「……ぐす…はい…」
「さ、こんなところで泣いてないで、待ってる人がいるんだから。
 行かなきゃだめだよ。ね!」
「神岸せんぱ…い」
「はやく」
「…はい!失礼します」

神岸先輩に深々と頭を下げて、わたし、走り出しました。

「あ、松原さん!」
「はい?」
「浩之ちゃんに、あの、お薬を…」
「はい!わかりました」
「お願いね。それとこれからも…浩之ちゃんを…ね」



神岸先輩、ありがとうございます。
そして、ごめんなさい。
わたしなんかのために、こんなわたしなんかのために…

だんだんと目の前の風景がぼやけてきます。
藤田先輩がわたしの事を選んでくれたことのうれしさと
神岸先輩の優しさ、わたしのために身を引いてくれたことへの思いで
涙が止まらなくなっちゃいました。



藤田先輩、わたしはもうすぐあなたの所へ行きます。
待っていてください。


先輩の家が見えてきた…
もうすぐだ…


ドアをあけて……



                          おしまい
                          
                          



 あとがき
みなさん、こんにちは。Hiroでございます。
いや〜タイトルがお粗末だこと。
私はタイトルセンスは皆無ですな。
自分でも感心してしまいます。
って、いきなりおわびもナンですので…

書き上げた最初の感想
……つかれた……
朝、思い立って、会社の近くのヤック…じゃない(べたべたでごめんなさい)
マックで書き始めて、昼休み、帰りの電車、でウチでフィナーレと。
今、午前三時です。えらい眠いです (-_-)°zzz…
あとがき書き終わったら寝るぞぉ!

さて、テーマですが、この時期にはまず見られない ”風邪”でございます。
ふつう考えないよなぁ、5月に風邪なんて。
何を隠そう、私が風邪ひきさんなもんで… (^^ゞ
やれやれ
んで、予定では志保を出して、
「ヒロ、今の時期に風邪をひくなんてバッカじゃなぁ〜い」
というせりふを入れようと思っていたんですが、やめました。
だって、私が馬鹿になってしまふ。
いくらなんでも、自分で馬鹿とは言いたくない…
そう思いました。

今回の話では、あかりがとてもかわいそうモードになってしまいました。
あかりの失恋話…
こうやって、彼女も大人への階段を登って行く…
あかり萌えの方、もしいらっしゃいましたら、ごめんなさい。
怒らないでくださいね。
だって、私は葵ちゃんの方がいいんだもの。
わがままですね、私ってば。
ま、最終的には、葵ちゃんは浩之君とくっついて、
あかりは雅史君あたりとうまくいけばコレはコレでいいかなぁ。
ん?まてよ…
葵ちゃんと浩之君がうまくいくと、雅史君も自動的に失恋かぁ。(おいおい)
ただ…浩之君も、二股かけられるほどのズル賢さがあれば…よ〜し、解決ぅ!
そして、志保。コイツがうく…天罰か?
あ、そっかぁ。志保には橋本先輩がいましたね。(爆)

ごめんなさい。今、半分寝てます。
一眠りしてから書けばいいんですが、ナチュラルハイの文章って後で読み返すと
結構笑えたり、感心しますよ。
感性ががらりと変わってるときの文章って、使えます。
よろしかったら、お試しください。
私は、突然夜中に起き出してキーボードを叩きます。
後で読むとおもしろいから。
こんな風に文脈がめちゃめちゃになるんですよね。
最後には封印しちゃいますけど。
とても、人様にお見せできる物でもないし。
もっとも、私のSSも似たようなもんですが…(自爆)

はや〜、あとがきが長くなってしまいました。
迷惑になるんで、そろそろ閉めます。


今、気分が乗ってるのでハイペースでお届けできたらいいかな?
そんな感じです。(あぁ、文脈が乱れる…)

それでは、またお披露目できる日まで。


       1999年5月 自宅にて Hiro



 あとがきのあとがき

たびたび、です。
たははは、一夜空けて読み返してみると…
な〜んか、めちゃめちゃなこと書いてますね、私ってば。
分裂症の患者みたい。
話のつながりがぐちゃぐちゃだし、文脈も乱れまくってます。
でも、面白そうだからそのまま載せます。
私って生真面目なA型なんですけど…ね
でも、AB型みたいな性格と言われます。
とほほ…です。

で、解説です。
普通は作った本人がする事じゃないんですが…
(どなたか、解説書いてくださ〜い)
あかりって、かわいそうですねぇ。
”浩之君が望んでいるかも知れないと言うことで
 あえて、葵ちゃんをお見舞いに連れてくる。
 浩之君の幸せを思って、自ら身を引く…
 子供の頃からの夢を捨ててまで浩之君の幸せを願う。”
なかなか出来ないですわね。
これから頑張ってほしいものです。
彼女に幸せはくるのでしょうか?
あと、あかりが自分の胸の内を葵ちゃんにぶつける場面。
ここは、一番力を注ぎました。
最も長いパートだから…って、こらこら!
ちょっと、ボケてみました。
冗談はさておき、ホントにここは苦労しました。
『あかりの口調はどんなだったかな?』とか、
『あかりの性格を考えると、こんな行動を取るかな』って。
(このお話の主役って…葵ちゃんだったよなぁ)
この事を思いだしていただきながら、読み返していただくと幸いです。

さて、いかがだったでしょうか?
(一眠りして、やっと余裕ができました)
感想など掲示板にカキコしていただければ、明日への気力がわいてくるってもんです。
(>ひろRINさん 勝手なこと書いてごめんなさい)

さぁ、次は誰とからませましょうか?
芹香先輩などアナかな?
直接関わってないから、難しそ。
うまく組み立てられたら、発表します。
(時期は期待しないでくださいね)

最後に、私の困ったちゃんを。
あとがきがえらく長いですね。
本文が、タイトルを入れても500行ぐらい。
あとがきが、100行以上。
そのうち、逆転しちゃったりして…(ぉぃぉぃ)
ホントに困ったちゃんです。  (^_^;
だらだら書く癖、改めないと。(なんて言いながらまだ書いている…)

長々とおつきあい、ありがとうございました。
今度こそおしまいです。
お騒がせしましたぁ〜

Hiro


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