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To Heart KOF出場(3)    作 石川淳一

「さあ!KOFオープニングゲーム!エクストリームチーム対テコンドーチーム!!
さて!選手の皆様にはストライカーつまり援護役を決めていただきます!!
ストライカーは5回までで1回につき1分しか使えませんので!!」

「フ・・・ストライカーなど必要ない。あたしだけで十分さ・・」

好恵は自信満々だ。

「綾香。お前がストライカーでいけ。あたしで3人抜きしてやる」

「おい坂下。いくらお前でも」

「いいわ好恵。3人抜き任せるわ。ただし・・・・」

「ただし・・・・?」

綾香は好恵に挑発的な微笑を見せた。

「あんたがあの鉄球につぶされてのたうちまわっても・・・フフ・・・知らないから」

好恵は綾香を睨みつけた。

「安心しろ。お前の助けなど借りん・・・」

好恵はそのまま闘技場に向かった。

「・・・綾香さん・・・本当に助けないつもりですか?」

葵は不安そうに聞いた。

「安心なさい、葵。好恵は・・・負けない」

負けない・・・ただそれだけだったがその言葉には揺ぎ無い自信が見えた。

「そうですよね・・・」

「葵ちゃん。坂下は必ず勝つさ。オレ達も信じよう」

「はい!」


「一回戦!!坂下好恵vsチャン・コーハン!!」

「お嬢ちゃん。怖いなら負け認めてもいいんだぜ?」

目の前の巨体・・・チャンが言った。

「黙れデカブツ・・・・あたしは今ムカついてんだ・・・・」

「あん?」

「だから・・・ぶっ飛ばす!!!」

「始め!!」

「だったら・・・オレの鉄球くらいなァ!!」

「!?」

好恵に向かって鉄球が振り下ろされた!

「喰らうかよ!!」

好恵は身軽にかわした!

「ハアア・・・・」

好恵は気を溜め始めた

「・・・なんだ?」

「覇王拳!!!」

両掌から凄まじい気弾が飛んだ!!

「ぐえええ!?」

それはもろにチャンの腹にヒットした!!

「どうだ?あたしの覇王拳は?」

「ちい!?やるじゃねえかよ!!これだからたまらねえぜ!!KOFはよォォォ!!」

「オラ!来い!!デカブツ!!」

「でやあああああああ!!!」




「あれがエクストリームチームか・・・・」

「なるほど・・・・確かに高い能力を持っている・・・」

「楽しみですな・・・イグニス様・・・・」

「ああ・・・・楽しみだよ・・・」

邪悪な気を持つ四人の影が笑った。

「松原 葵・・・・この女の力とK´・・・そしてクーラ・ダイヤモンド・・・この者達を超えた時こそ!!」

イグ二スは立ち上がった!

「私は・・・神となる!!」



次回  どうも怪しいよこの大会…浩之達大丈夫かなァ?マリーさんに誘われてきたけど…。浩之!待ってろよ!!僕が今助けに行くから!!



                            (4)に続く


次回予告  とうとう始まった一回戦!坂下とチャンの激闘!!チャンの自在の鉄球攻撃の前に坂下は苦戦!!
一体どうすれば!?だがKOF優勝のためにも坂下!!
チャンの鉄球攻撃をやぶるんだ!!!!

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