「続・ある日の浩之の晩御飯」
by Strategic Variable Fighter 「白龍+β」
俺のわけのわからん疑問のせいで、俺達はしばらくの間沈黙していた。
俺が別な話題に持っていこうとした時、突然葵ちゃんが俺に訊いてきた。
「だったら、先輩はどう思うんですか?」
葵ちゃんが俺にかなり真剣な目をしている。(普通この程度で真剣になるか?)
「何が?」
「その、カップラーメンとカップやきそばのことです。」
「え、えっ?お、俺は二つとも同じ物だと思うけど・・・それがどうかしたの?」
「どうしてですか?」
「だってさあ、カップやきそばってスープの代わりにソースが入ってるってだけのことだろ?」
「(先輩・・それを言っては、おしまいのような気が・・・・)はい。」
「これ以外にも置き時計と柱時計、志保ちゃんニュースとデマ情報、ガムテープとクラフトテープみんな同じようなモンだろ?他にも―――」
俺は暴走を始めた。他にもいろいろわけのわからんことをブチまけてしまった。
絶対今日の俺は変だ。
俺は確信した。(気付くのが遅いぞ!)
俺が暴走していると突然、頭に激痛が走った!
!!何かにあたった?
違う意図的にやられたんだ・・・
でも何に?
すると葵ちゃんが涙目で俺を見ている。
どうやら葵ちゃんの得意技の「上段回し蹴り」をくらったみたいだ。
「先輩・・・話題変えましょうよ。なんかわけわかんないです。」
「そ、そうだな・・・俺が悪かった。でもさあ、葵ちゃん。」
「うう・・なんですかあ・・・先輩い・・・・」
「いや・・なんでもない・・飯にしようぜ。なっ?」
「うう・・・やっと、元の先輩に戻ってくれたんですね!」
葵ちゃんって感情表現が多彩だなあ・・・俺はそう思いながら答えた
「(元に?)ああ・・・」
「先輩!これからは先輩が暴走するたびに「上段回し蹴り」を使わせてもらいますっ!」
「じゃあ、葵ちゃんが暴走したら?」
「・・・考えてませんでした・・・」
「じゃあ、葵ちゃんが暴走したらキスでもしようか?」
「うう・・そんなことされたら、もっと暴走しちゃいますよ。」
「そうかもな、アハハハ」
「笑わないでくださいよお、せんぱーい。」
この時の俺はもう、あんなことはどうでもよくなっていた。
−あとがき−
Strategic Variable Fighter「白龍+β」・・任務完了・・・
(ピーッ、ピーッ、ピーッ)
!?ドラゴン・フォース本部からのメールですか・・・
何々?「あんな事気にするヤツは滅多にいないと思うが・・・」
か・・・なんとも言えませんね。僕には・・・・
はっ!全然マシじゃないよこれって!!
次回作こそ・・・もっといいのを・・・書きますよおおおっ!!