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メイドな葵ちゃんとお嬢様たちのドタバタ日記

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葵ちゃんは、お嬢様の好恵さんのために、毎日のように掃除や料理などの家事をこなす忙しい毎日を送っていた。そんなある日、好恵さんが友人の綾香さんを家に招待することになった。

綾香さんは、好恵さんと同じく、高飛車なお嬢様だった。葵ちゃんは、いつものように掃除や料理をしていたが、綾香さんの前では、手が震えてしまってうまくできない。それでも、一生懸命に料理を作って、お嬢様たちに食べてもらおうとがんばっていた。

しかし、なんと、料理に大量の塩を入れてしまい、食べることができなくなってしまった。葵ちゃんは、恐る恐るお嬢様たちに謝りながら、新しい料理を作ることにした。しかし、あいにくのことに、葵ちゃんは料理の腕があまりよくなく、何度も何度も失敗してしまう。

葵ちゃんは、あきらめかけていたところ、好恵さんが声をかけてくれた。「葵ちゃん、大丈夫。私たちは、葵ちゃんが作った料理なら何でも美味しいと思っているわ。」その言葉に、葵ちゃんは胸があたたまった。そして、再び料理に取りかかり、何度も何度も失敗を繰り返しながらも、最後には美味しい料理を作り上げた。

その日以来、葵ちゃんは、お嬢様たちとの距離が少しだけ縮まった気がした。そして、心から「お嬢様たちのためにがんばろう」と思えるようになった。




                         おしまい
                         



あとがき

今回の小説は、ほのぼのとした雰囲気で描かれた、メイド姿の葵ちゃんを中心にしたコメディタッチのお話です。登場するお嬢様たちの個性的なキャラクターと、葵ちゃんのちょっとドジなところが絡み合って、不思議な魅力を生み出しています。

この物語は、大切な人たちとの絆を深めることが、何よりも大切だということを教えてくれます。葵ちゃんが一生懸命にメイドとしての役割を果たす姿は、読者の方々にとっても、共感できるところがあるのではないでしょうか。

読んでいただいた皆様に、少しでも心地よい時間を過ごしていただけたら幸いです。




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